2015年12月13日日曜日

スペクター観てきた。仕事しよーっと。

ここで、世界3大嫁ぎたい博士を発表します。
共通点は
①天才(IQ200前後)
②孤独/暗い/友達少ない/コミュ障/内気
③過去が暗い
④でも徹底的に優しい
⑤あと顔がキュート

ではまず3位はタイムリーなこの人。

第3位:007(スカイフォールおよびスペクター)より、『Q』!!!
http://ciatr.jp/topics/60304

スペクター観たけどやっぱQかわいかったあああああ!

ボンド様の安定の激烈かっこよさはもちろん、今回満を持してボンド・ガールになったレア・セドゥも、クリストフ・ヴァルツの期待を裏切らない不気味なヴィランも、最高でした。メキシコシティやらタンジールやらの映像美、めくるめくガン&カーアクション。どれをとっても完璧。

でもやっぱQでしょ!!!!ベン・ウィショーってほんとキュート。しかも超高級官僚でしょ?この人。いくらもらってんのかな~内勤メインだから死なないし、たぶん。
ああ。嫁ぎたい。

第2位:アベンジャーズ/ハルクより、天才物理学者『Dr.ブルース・バナー』!!!

このひとのね。。沁みる様な孤独。良心の呵責。葛藤。
ハルクに変身したあと、「何人傷つけた?」って凹んでBEATSのヘッドフォンでブラームス聴いてるところとか、まじ好き。いま抱きしめます。

あとスカヨハとの恋の切なさときたら。ままならない大人の恋やね・・・
スカヨハ。がんばれ!!!!!彼、すぐ自分の殻にとじこもるけど、彼の孤独なんぞ突破して愛するんだ!!応援してる!!

不動の第1位:クリミナルマインドより『Dr.スペンサー・リード』

この人の宿命の天才ぶり。
卓越した頭脳にはきゅんきゅんしっぱなし、いい感じに頼りないからハラハラするし、悲しいエピソードがいっぱい降りかかるからほんとほっとけない。

この人もFBIの高級官僚だけど、すぐサイコパスの殺人犯とかに監禁されたりして危険だからなあ。
でもわたしが守る!!とかって、ジェニファーみたいにFBI捜査官に昇進するまで頑張っちゃうかもしれない。母性本能ってすげえな。

というわけで、スペクターが素晴らしいという話でした。みんなクリスマスに鑑賞すればいいよ!

2015年12月6日日曜日

わたし、ひとりでいるほうが強くていられる

彼氏とか、好きな人とかいると、
ブレるし弱るんだよ。
それが嫌。
だって仕事あるし。
生産性下がるんだよ。
恋愛してると。
それが嫌。

「とか働き始めの20代前半のうち言っとけよ!!」
って既婚者には言われる気がするなーあは、あははは 
まじで既婚者って既婚者ってだけで正義だから。あはは


いや、いやいやね、
そこで言うと、言ってたのよ20代前半にすでに。

「恋だの愛だの、は裏切るけど、
 仕事は裏切らない。」
って。MVP総なめしながら言ってたのよ。わたし。

とか言いながらも20代、
そのあともクソみたいに辛い恋愛繰り返すわけだけどさ。
まあいま振り返ればそれはそれで全然良かったけどね。
20代の仕事ぶりとしては、恋愛に翻弄されながらもよく駆け抜けたよ、と思う。

しかしね、

30代ってさ。
仕事も脂がのってきて、踏ん張りどころじゃないすか。
いろいろキツイ仕事任されるし、
仕事上いろんな男どもを転がさないといけなくなるし、
恋愛相手の男に振り回されてるような精神的余裕はないわけで。

だから振り回さない男だけください。
働くわたしを強くする男だけください。

とした場合、
毎日隣の席で甘えてくる年下のセフレ(超仕事できる、これ大事)が
今は一番適任だな。
カスだけど。
どうせ他の女ともやってるんだろうけど。

それさえも、
そんなガッついた性欲も、
同期の仕事の出来なさをあからさまに蔑視する若い思いあがりも
契約のおばちゃんとのコミュニケーション下手すぎるところも
何もかも許せる。

20代のわたしのように、
これからたくさん苦労して、
もっと成長するのが見えるから。

いくらでも毒吐けばいいよ、おねえさんにだけは^ ^

とか思っちゃう。

けどまあ、別の女にもピロートークで仕事の話してんだろーなぁ、
あーしらける。

カスだ…
仕事が大変すぎて
貞操観念が壊れた30歳をどうにかしてくれ。



2015年11月28日土曜日

この歳の女相手に過去の恋愛探るとか

30の女相手に過去の恋愛探るなんてご法度でしょうよ。
んなもん、いろいろあるに決まっとろうが。
どうした。
何にびびった。

まあ広告会社の端くれである弊社では、
一般の雄の倍・・いや3倍・・・くらい・・は
精子を撒き散らしている雄が大半でありまして、

そんな弊社に在籍8年のわたし相手に
最近デートした一つ年下の男の子が聞いた。

「XX社さんの男は遊び人ばっかってのはよく聞きますけどね~」

「あはは、そうですねーほんと。でもそういう同期たちほど結婚していきましたけどね~
 (不条理)」

「そういうもんなんですね~。その遊び人たちの相手したことはないんですか??」

・・・・・・
喉まで出かかったわ。

「あるわボケ当然だ」

もう数えるのもあほらしいけどさ・・・・
ちゃんと好きになって付き合って辛い目に合わされた遊び人もいたし
婚約者ありきで身体の関係だけ持った遊び人もいたし
出張の宿がわりにうちに泊まって事に及んだ遊び人もいたし
集団で正体不明に酔っぱらった結果そういうことになった遊び人もいたし

そんなのさー・・・
聞いてどうすんのよ。

ビッチで悪かったな!!!!

しかし改めて書いて自分で引いた。
もっと純粋に恋愛してきたと思ってたけど
純粋な恋愛外の関係が意外に多いな・・・・こんなにいたっけか・・・
これは墓までレベルだ。
これを許容してわたしと結婚できる度量の男は
わたしと同じかそれ以上に遊んできたやつのみだろうなあ。

まあ、いまの彼氏には口が裂けても言えんな。

でもなー。毎夜毎夜、わたしは本当の愛を探しているだけなのに。(厚顔無恥)

いや、ホントホント。

つい最近まで、どの彼氏のことも、一点の曇りもなく自分は彼を「好き」だったんだと信じてきたし
だって完全にドライなセフレとして続けられるのは半年が限界で
合意の上のセフレだとしても情が移って好きになっちゃって終わらせたことがほとんどで、
なんだかんだと「情愛」の溢れる人間だと。
いつも愛を探しているんだと。

自分で信じてきた。

でもな。30代に突入するにあたり、本当に愛も恋も何かわかんなくなった。
好きって何?
っていうさ、20代前半に終わらせとけよ、みたいな問いに捕まっている。

いまの彼氏も・・・

ああやっとこんなふうに穏やかな気持ちで好きでいられる人に巡り合った。

って思った。
のに。仕事が忙しすぎるのか、なんなのか、会ってなさすぎて情愛が積み重ならない。
セックスがちょっとうまいだけでもう、別に、いいかな、とさえ最近思っている。

その一方で。

週に1回は一緒に徹夜する仲だったワーカホリックな後輩と、
ついにセフレになってしまい。

彼が性的カスであることは巷では有名で
ああ、会社に兄弟増やしてる場合じゃねーよーと思いながらも、

いつも会議でわたしの隣に席を確保してくる彼の健気さが可愛い。
毎日何かしらわたしの服にコメントしてくれたり、
わたしが仕事でトラブったメールが飛べばすぐ電話してくれたり、
偉い人が軒並み並ぶ会議でこっそり脇突いて来たり、

ああもう可愛い5歳下。

でもやっぱり彼の性的カスぶりは本物で、
セックスするまでは愛嬌たっぷりに甘えてくるのに
出した瞬間にしれっと置き上がってFacebook開いて、
他の会社の女の写真見てたりする。
死ねばいいのに、ってそんときは思う、が、
彼氏のいる身でわたしも何も言わず。

これも、「好き」とは言えないよなあと。
彼氏から「結婚しよう」って言われたら、いつでも切って仕事仲間に戻れるし。

なんなの?ちょっと混迷を極めすぎてて
この先どうなることやら。
まあどうでもいいんだけど。
仕事が大事だし。
いまさら20代半ばの弊社の雄たちのように
とりあえず性欲の吐き出しどころさえ確保しておけば
生きていけるとか思っている30女の、

ゆくさきの不安さwww

プラトニックに失恋した相手の男たちが恋しいわ。

まあよい。
本日も休日返上で働くに限る。

もうどんどんただの気まぐれ心情吐露と化してきましたが一応ブログランキングに参加。大丈夫かな~















2015年11月14日土曜日

男って本当に出すだけ出して

どいつもこいつも精神的に短小早漏なんだよ。
モノの大きさ気にしてる場合じゃねーし。
もっと深遠たるセックスの世界で修行しろ。ほんとに。
ちょっと考えたほうがいいよまじで。

ってね。

なんていうんですか、やっぱりこう、
レアですよね。忍耐力とか根気のある男。

セックスの話にとどまらず
全体的に精神的にヤリ逃げの構造で生きてるよね。あのひとたち。

なんで手に入れたら飽きるわけ?

まあわたし、満を持して30代に突入したわけですけど、
直前に滑り込むようにして
なかなかこれはいい相性だ、と思える相手を恋人に迎えたわけで。

もう男にはほとほと疲れていることもあり、
ああこれで打ち止め。って思っていたんですよね、
付き合って2か月くらいは。
いよいよ結婚考えるかー、このわたしが。とか思いましたよ。ええ。


しかし、まー、釣った魚に餌をやらない。

もともと、
女に器用なタイプではないと思っていたし
だから彼をいいと思ったわけだし、
ワーカホリックなのもわかっていたし、
わたしもそうだから逆に助かるし、
まめじゃないのもわかっていたし、
マイペースなのもわかっていた。

でもまあ、わたしも毎日連絡くれないと死んじゃう!みたいな時代は
とっくに通り過ぎたし(ってかそんな時代あったっけ)
いい大人だし、
いいのか悪いのか、彼に常に肯定されていなくても
仕事で自己肯定感を持っていられるようになっちゃったわけで

そんくらいのあっさり度?がちょうどいいと思ってたのよ。

でもさすがに、都内どうしで1か月に1回しか会えない、
それだけでなく1か月ぶりに会ったのに20時に帰される、
やっと向こうの仕事が落ち着いたって連絡があったかと思えば
「また時間空きそうなとき連絡する」
って。

あのさーわたしも暇じゃないのね。
あんたの都合のいいときにだけ駆けつけるような女じゃないのね。

申し訳ないけど、こんな、他人に対して雑なやつとは子供は育てられないです、
そんな子供欲しい欲しい言われてもリアリティないです。

っていうんで別れを切り出すタイミングをうかがっているところ。


腐るほど聞くじゃないですか、
付き合うまではまめだったのに、付き合ったとたんに、
っていう男の話。

まあ、精子を手に入れるだけでなく着床~子育ての長い期間にわたって
雄の存在を必要とする雌と、
ところ構わず種まきしておけばミッションコンプリートの雄と、
もともと生物としての役割が違うからしょーがないとは思うんですけどね。

こんだけ社会が成熟しているのに
てめーら
生物のまんまだなあゴラ!!!!っつって。
まじで。

みんなアダム徳永に師事しろ。
短小どもが。

なんで
異性に対して繊細に忍耐強く向き合えないんだろうねみんな。

一方で、
結婚するって腹をくくった男ほど、
繊細で忍耐強くなっていくよね、あからさまに。
あれすごい。

身近な元カスの先輩が結婚して立派なダンナサマになっていってて
(スタバのコーヒーとかやめて嫁に水筒持たされてたりとかさ)
まじで震撼する。
あれなに?あの結婚して変わりましたみたいなやつ。
どうやったらその嫁たれるのかwwwっていう新たなる問題提起ww

まあ、セックスも然りですよ。

わたしもカスだから
そのクソ自己中彼氏を放置して
年下の男の子と浮気にいそしんでいるわけですけど、

なんだろう。
セックスするまであんなにセックスしたがってたのに
したらしたでなんかこう、なんていうのかなー。

終わってからせめて30分くらいは抱きしめててくんない?みたいな。

まあでも、徹夜続きでも
なんとか起きてピロートーク付き合ってくれるだけ可愛いかなあ。
4歳下。この話は追って。

しかし
悩むわー。

わたしもたいがいドライな女だけど、
なんていうのかなあ、
人並みに人肌の温かさみたいなものは恋しいわけで
なんでそれを叶えてくれるやさしい男がこんなに希少なのか、
まじで悩む。

わたしも出す生物として生まれたかったよ・・・
なんで挿れられる一方なのか・・・

まあいいや。


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2015年8月13日木曜日

魔法が解けても

あー、次に会ったときもう魔法が解けてたらやだなぁ。

って思いながら帰ってきた。
終電で私鉄の駅を降りて、人気のない駅前のロータリーを抜けて、
一歩一歩、足を投げ出すように歩きながら。


あー。うれしかったけど、
今夜だけの魔法だったらどうしよう。


投げやりに顎を空に突き上げると
ちょっと赤っぽい上弦の月が目に映る。


ああ、でもそうか。
魔法が解けても、魔法が解けたあとにも、
愛してもらうのが一番なんだな。


それはちょっとした発見だった。

いつも魔法の力・・・というか、下半身の力・・(なんだ下衆な話かよ、と思ったでしょう)で、
ベッドに持ち込んで、体裁はぜんぶ後付け。

親友であり仕事の後輩でもある28歳男児も
「や、だって、好きかどうかなんて寝てみなきゃわかんないでしょ」
という主義の持ち主だし(同感)
子宮あたりの熱に浮かされて、雪崩れ込んで
そのままそれを恋とか愛とかだと信じてしまう、
そんな恋愛を当たり前に思ってきた。


だからこんなふうに、
プラトニックに関係を築いてきて、
終電間近の夜更けに、日本酒舐めながら


「今日一緒に帰ったら流れでしちゃうけど、そうじゃなくてちゃんと考えたい。
 えーと、しっかりしますので・・
 え、っていうかそっちはどうなの」

「いや・・わたしは機が熟すのを待っているというか・・
 きっとわたしたちのペースとかリズムがあるから。
 昔みたいに『いますぐこの人を手に入れたい』っていう焦りは持ってないよ」


とかって、
中2なんだか30なんだかわからないような会話をして、


「ああ、でもそんなの覆したくなっちゃうな」

って終電から線路を眺めながら手をつないで、
それでも「今日のところは帰ろうかな」ってそれぞれの駅で降りる、


そんなはじまりが新鮮すぎて戸惑っている。


それで、

『ああ、これは今日だけの魔法だったのかな。
 魔法が解けたら今日のようには二度とならなくて、
 ただ日和ってやらなかっただけのふたり、ってことになったらどうしよう』

なんて、ベッドインの選択肢に後ろ髪引かれていたりする。

なんだけど、

世の中のちゃんとした女子はこうやっていたのかもしれない!!!

なんとしても今日、手に入れる!とかってベッドインしていないのかもしれない!!!

魔法が解けても、好きだ、一緒にいたい、って思ってもらえるまで
待ってからベッドインしているのかもしれない!!!

って思った。気づいた。
遅くね????www


まあでもね、あのー
世の中のちゃんとした女子のそれが計算だったとして、
今回のわたしはただただピュアに、
ふたりのペースが満ちてくるのを待っていられているので、
よいかもしれない。

ちょっとあのー
過去の習慣で「ベッドインしたほうがよかったのでは?!」とか
「据え膳くわぬは・・じゃね?!だいじょうぶこれ?!」とか
さざ波程度にざわついているだけでして。

こうやって恋愛を積み上げることができるようになったなんて
これが大人?

この先には何が待つの?
どんなどんでん返し?
何の罠?

穏やかではいられない冒険好きの、マゾヒスティックな強迫観念に震えながら
それなりに恋愛をしてきた、互いの枯れ具合がちょうどよい30どうしの恋愛を
一歩一歩、歩いております。


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2015年5月4日月曜日

恋の暴力

恋って暴力だ。
恋なんて暴挙だ。
恋は暴君だ。
恋だなんて暴風だ。
恋とかもう奪略だ。

恋って暴力だ。



とんでもない。とんでもないよグザヴィエ・ドラン。
今になって『胸騒ぎの恋人』観たけれども、とんでもない。
一分の隙もなく完璧だ、打ちのめされる、完膚なきまでに、打ちのめされる。

色彩、カット、視点、角度、役者、光、色彩、目線。

なにもかもが完璧すぎて完全にやられた。

なんで?意味わかんない。
そもそも恋が暴力だということが、こんなにもこの世界で普遍であることが意味わかんない。
そのことをこんなにも痛々しいやり方で抉り出せる25歳(当時だと20歳くらいだよね)が
意味わかんない。

もう、とんでもないよ。
もう、嫌だよこんな暴力でなぎ倒されるのは。
そんな恋はしたくありません。
でもそうでなければ恋でないのかも。
そうだとするならばもうわたしは、恋はしていないのかも。できないのかも。

あのグザヴィエ演じるフランシスの美しく零れ落ちる涙のようなものが
ひとしずくも出ない30間近のわたしの「好き」など生温い、妥協の産物でしかなくて、
もう二度とあんな飛び降りるような「好き」は。

でもね。もう十分だよ。というのも本音なのよ。
20代前半で十分味わったよああいう、肌を切るような鋭い涙は。
あんなこと今やってたら持たないよ。

ああ恋なんて暴力だこわい。
どうしよう無理突入。
かといって妥協点見出しに行って振られてるし。
なんだそれ。
意味わかんない。

もう電話しようかな。彼に。
意味不明。

なんのレビューにもならないこの映画の感想ね。こんなもの誰が読むの。と言いながらクリックしてね








2015年5月3日日曜日

こんな女を本当に親友にする気あんのか、と。どっちみちややこしいぜ

それでもあんたはわたしを親友だって言えんの、だ。

『クワイエットルームにようこそ』の大竹しのぶの甲高い声が突然脳内にこだまする。
「重いよー?生きるって重いよー?」
だったっけな。
とにかく明るく気味悪く、重い重いと叫ぶセリフだった。
うちの母は大竹しのぶが嫌いだ。

しっかし本当に面倒くさい人間だ、わたしって。
たかがちょっと同期に振られたくらいで
ここまで自己分析するか?普通。
当の彼とはたった2時間くらい朝方に楽しく会話して別れているだけなのに
(もちろんその間に振られているわけですがね)
その2時間を素材にここまで深堀する?

ああもうそんなの、本当に独りよがりで内向きだって、
ほとんどがわたしの勝手な創作だってわかっているのに
あーでもないこーでもない、と洞察して分析して相対化して言葉にする。
ややこしいこと極まりない。やめたい。いや、やめないしこれから書くけど。

まーそれもこれも、今日、重い作品ばっか見聞きしてるからなんだけどね。

夕方、グザヴィエ・ドランの『Mommy』を観てから
敬愛する西川美和監督の書き下ろし「永い言い訳」を買ってきて、
いまアイボリーの紙に並ぶ活字を舐めるようにして読んでいる。

そこでね、「父」、とか思うわけなんです。
観た映画は母親の話で、
「永い言い訳」で死ぬのは母親たちなんだけれども、
それぞれで死んだ父親、取り残された父親がだんだん、浮き上がってくる、
作品がそういう段に入って、わたしはぐわん、と

「父親。」

と思う。

「永い言い訳」に出てくる父親がトラックの運転手っていうのもあってか、
自分の、甲斐性のない義理の親父・・というか母親の再婚相手?
ステップファーザーと言うんですか?その人のことをふと思い出し。

「父親。」

と思う。

で。
ケツの青い洟垂れだった中2のわたしが、当時惚れていた中3の不良に言った言葉を思い出す、
それは彼に好かれようと思って多少格好つけた言葉だったわけですけど
「わたし父親らしき存在がどんなものかよく知らないからね」

かっ。中2が格好つけやがって。といま思い出すと辟易するけど、
でも事実そうなの。
わたし、父親なんていうものにはなんの感傷もなく
概念上、父親に該当する空間は不在のまま置きっ放し。吹き曝し。
それなのに血縁上と法律上それぞれの父親が実際には存在しているから
「いなくていいんだけど」とか、いい大人になったいまでさえ、思っちゃう。

とかいう、よくある家庭上の問題に発する屈折したナニガシみたいなもんを持っている、
ということを時々思い出す。

西川さんの文章に向き合うといつもこういう顛末になる。
いろいろ突きつけられすぎて項垂れる。

で、その拍子に2,3日前?にわたしを「親友だから」と振った同期を思い出し、
「親友だ?『父親という存在なんてわたしの人生において不在でしかないです』とか
 真顔でほざくわたしみたいな重い女と本気で親友できんのか?その覚悟あんのか?」
とか理不尽に腹を立てています。
いや、
だってあいつ、まだろくにわたしのこと知らないくせに
軽々しく「同期として友達として数少ない大切な人」呼ばわりしたよ?

んっと、翻ると、
わたしだってまだろくに彼のこと知らないくせに
「わたしあなたのことが好き」呼ばわりしたじゃないか、ってことになるんだけど
それは、わたしとしては「付き合うようになってから真剣勝負が始まる」と思ってたからであって、
まだよく知らないけど、我々の間には何かある気がするから、
あなたのことを本気で知りに行くよ?わたしのことも知ってもらうよ?
その覚悟を持って付き合ってみようよ?っていう告白だった。
だからそれはオッケー。(自分ルールww)

なんだけど、それに対して軽々しく「親友」呼ばわりしたあいつ。

それはね、彼のやさしさだということはよくわかっているわけですよ、
わたしを、「女の子として」好きではないということを
わたしを、「親友として」大好きだということとセットで伝えてくれた彼のやさしさなの。

まあ、だから流せよ、わたし。流せってば。
流せばいいのに、
友達として好きとか言われて曲がりなりにも嬉しかったからこそ
挑戦的に
「じゃあ本気で友達やる?まだまだ知らないこといっぱいあるけど、
 友達だからって容赦せずにぶつかりにいくけどいい?」
とか思ってるってことですね。

なんなのこの自己完結。
ほんっと手に負えない。

まあ、あれですよ、とどのつまり
「振られたのは振られたけど、このまま友達続けるかどうか」
という命題に戻ってきます。

あーーー!もうなんか小難しく理屈こねくりまわしてそれかよ!!!
どうしよ~やっぱちょっとまだ好きかもな~とか思ってるだけじゃねえかよ!!

あーもうどうしようもねえな。
ちょっとすっこんで西川美和監督の続き読みます、では。


ねえ、こんなもの誰が読むの・・?と言いながらランキング参加しています。こわい